大阪北部地震、西日本豪雨による洪水が、岡山、岐阜、愛媛、高知等、中国四国近畿吸収中心に災害が続いていますね。
それに加えて、千葉沖を震源とする震度5弱の地震も発生しました。もう西日本、東日本、どこにも安全な場所ない、災害大国日本になっています。
そんな災害大国日本で、緑内障等を原因とする、視覚障害者はどう生き延びていけば良いのでしょうか。
今回は目が見えるうちに備えておきたい、知っておきたい視覚障害者の方が災害二備えて何をしておけば良いのか、実際に災害に巻き込まれたら何をすれば良いのか、をまとめたいと思います。
政府刊行の視覚障害者向けマニュアル
まず、視覚障害の方向けの情報としては、以下の政府発行のマニュアルがあります。
ただこのマニュアル、90ページくらいあるので、なかなか読み込みが大変です。
実際緑内障の私の両親に紹介しましたが、目次で挫折していました。。。
私の方でポイントをまとめました。
http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/h24_kentoukai/2/pdf/5_6.pdf
視覚障害者の災害時への備え
1:持ち物(災害時の持ち出し用の備え)
マニュアルにはリスト化してありましたが、非常用持ち出し袋に入れるべき物と、普段使う物がごっちゃになったリストなので、以下のようにまとめてみました。
①非常用持ち出し袋に用意しておくべき物
・ライト・ホイッスル:弱視の方には必須アイテム。また災害時孤立した際に、自分の存在を周囲に、示すことが出来る。
・携帯用ラジオ:言わずもがなの必須品。目が見えない場合は耳から情報を得るしかありません。また視覚障害者の被災者の方の言葉として「音楽番組等を聞くことでリラックスできた」との声も。
・現金:これもいわずもがなですが、非常時のためにある程度の現金は持ち出し袋に入れておくと良いでしょう。
・医療、生理用品:こちらは持病がある方や、女性にはとても大切な問題ですね。必ず用意しておきましょう
・防災ずきん:頭を守ったり、座布団代わりにもなるので、あれば便利。
・下着:コレも出来れば持ち出し袋に入れておきたいですね。実際に被災された方の声として、「災害時はなかなか視覚障害者が物資を手に入れるの大変」という声がありました。
・スリッパ・サンダル:政府情報には含まれていませんが、Twitter等で被災者の方が体験談をシェアしているのを見ると、圧倒的にスリッパ、サンダルに必要性を解いている方多いです。理由は避難所等での使用。地震では地面に何が落ちているか解らないので、足をけがしないためにも必要なアイテム。
・水・食料:これは5日分必要だと、政府情報は解いています。理由は災害時に物資が届く目安が5日ということでした。
備えとしては、缶詰等に点字のラベルを貼っておくことが後々の助けになります。
万一に備えて一手間加えておきましょう。
・障碍者手帳のコピー:これは重要ですね。おそらく医療サービスを受けたりする際には、とても大事になってきます。コピーを取るのは面倒かもしれませんが、コンビニで30秒くらいで出来るので、是非とっておきたいですね。
②普段から解りやすい場所においておくべき物
・白状
・持病の薬(目薬)
・携帯電話・充電器
おそらく視覚障害者の方は普段から持ち物の場所を把握していると思いますが、上記の3つは常に「指定席」を設けていつも同じ場所においておきたいですよね。
2:要援護者登録
聞き慣れない言葉ですが、私も初めて知りました。これは自治体に「障碍者」であることを登録して、災害時に支援が必要な人物である、ということを登録しておく物です。登録を行うことで、安否確認の際に、視覚障害者として認識されるため、必要なケアを自治体から提供されることになります。
具体的には、地域の民生委員、警察、消防、社会福祉協議会から災害時の安否確認、避難の支援を受けることが出来ます。
ただ、東日本大震災では、個人情報保護の観点から適切に運用されなかった事例もあり、現在改善をしているようです。
要援護者登録は、例えば東京都であれば以下のサイトに各自治体へのリンクがまとまっています。
上記サイト等を参考に、障碍者の方、ご家族が障碍者の方は登録しておくと良いでしょう。
さて、今回は災害時に緑内障による視覚障がいなどがある場合にどう対応したら良いのか?という情報をまとめました。
私が今回の地震、大雨で不安になったのでまとめておき、それをシェアする事で皆様の助けになればと思います。
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