25歳で緑内障診断された私の治療と視野検査と日常のブログ

緑内障治療中の私が、検査、眼圧、治療薬の経過をレポートして、早期発見早期治療をお勧めします。

緑内障治療中の私が今目に問題のない人すべてに緑内障検査を強く進める理由

こんにちは。

17歳で緑内障疑い、25歳で緑内障と確定、33歳の現在治療中のくわひろと言います。私は17歳で緑内障の疑いがあったにも拘らず、25歳まで放置した結果、ヒドい緑内障になってしまいました。

そんな経験から一人でも多くの人に、緑内障のことを知ってもらいたい、早く検査してもらいたいという思いでこのブログを始めることにしました。

 

緑内障とは

私は医者ではないので、緑内障とは?というのは以下の参天製薬さんのサイトをご覧ください。

ご存知の方も多いと思いますが、簡単にいえば【目が見える範囲が狭くなる】ということです。

 

この【見える範囲が狭くなる】というのがくせ者でして、以下の図(参天製薬さんより抜粋)のように、見える範囲が本当に本当にすこーしずつ狭くなっていくんです。

図解すると確かに以下の図のようなイメージなんですけど、当の本人は両目でみるので、相互の目が見えない部分を補完し合って気づかないんですよね。

そして、進行が行き着く所まで行くと、最終的に失明してしまいます。

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www.santen.co.jp

緑内障が本当にこわいところ

コレが恐ろしい所なんですけど、「あ、見え難い!なんかおかしいな?!」と思ったときにはかなり緑内障が進行してしまっているんですね。

なぜならば、両目の補完機能が追いつかないほど、見えない範囲が広がってしまったから「おかしい」と気づく訳です。

そうなっていると、大抵の方は緑内障中期だと思います。中期って言うのは、片目でみたとき大体その目の見える範囲が通常の6割、つまり4割は見えなくなっている状態です。

そして、残念ながら現在の医療では、見えなくなった範囲を見えるようにすることは出来ないんです。

つまり失った見える範囲(視野といいます)は二度ともに戻らない!

気づいてから現状を維持するしかないんです。

 

緑内障があるけど、気づいていない人にありがちなこと

これは、完全に私見であり、私の経験であり、すべての人がそうではないですが、一つの経験として、こんな人は眼科に行って「緑内障の検査がしたい」と勇気をもって言ってほしいと思います。

 

1)写真を撮ってもらう(免許の更新でも、写真館でも)ときに、顔の向きを直すように言われる

→これは私の経験なんですけど、両目で補完していても限界があるので、無意識に首が見えやすいように曲がってしまうことが多いです。

そして、私自身はよく写真を撮ってもらうタイミングで「もう少しあごをひいて」「もう少し首の向きを右に」などと、頭の向きを直されていました。

今思えば、緑内障で見えない左目を補おうと、右目をメインに使うようになっていたからだと思います。

 

 

2)テレビや遠くを見るとき、何となく首が曲がっている(あごをあげてみてしまう、何となく横を見ているような形になってしまう)

→これも1)と同じ理由ですが、(私は左目の上半分が見えない)のでそれを補おうとテレビを見るときや、遠くを見るときに首が曲がったり、あごをあげてしまったりしていました。

 

3)待ち合わせ等で相手が歩み寄ってきているのに気づかない

→これも雑踏で待ち合わせしていると、相手が気づいているのに、私だけ気づかないということがありました。「え?そんなことあるよ?」ということかもしれませんが、私の場合「毎回気づいていませんでした」つまり緑内障で死角が増えているので、見えないんですね。で、毎回「なんできづかないの〜?」と言われていました。今思えばこんな小さな違和感が病気を知らせてくれていたんですね

 

 

ひとつでも心当たりがあれば、最寄りの眼科へ一度受診をお勧めします。緑内障は今の医療ではなおりません。早期発見、早期治療で進行を遅らせることが出来ます。